店舗編

【スタート!】店舗マネジメント

はじめに

こんにちはオボロです。

このブログ「店舗マネジメント」は私が小売業の店舗スタッフから事業責任者になるまでの約15年間で経験したノウハウを、できる限り簡単に解りやすくまとめてみようと思い始めました。

これから店舗へ配属される新入社員の方や、店長として日々活躍されている方に少しでもヒントになればと思います。

実際に現場で経験したことをベースに自分流の解説になりますので、古臭かったりセオリーと違っている記述があると思いますが、一おじさんのメモ程度の気持ちで読んでいただければ幸いです。

小売業での経験ですが少しでも役に立てばとおもいます!

記事の内容

  • マネジメントとは
  • 良い店舗とは
  • PDCAサイクル
  • フォーマットの重要性

店舗の業務には売場、商品、販促企画、サービス、人材育成など様々なものがありますが、初回となるこのパートではそれらを円滑に実行するための基盤となる考え方を解説したいと思います。

マネジメントとは

タイトルにも使われているマネジメントとはなんでしょうか?
まず初めにマネジメントという言葉を確認したいと思います。

マネジメントとは経営学者で有名なドラッカーの著書から生まれたとされており、ドラッカーはマネジメント、マネージャーについて以下のように定義をしています。

  • マネジメント:組織の成果を上げさせる為の道具・機能・期間
  • マネージャー:組織の成果に責任を持つ者

は?と思う方もいるかもしれませんが安心してください。

要約すると
ヒト・カネ・モノや情報や技術といった経営資源を効率的に運用し目標を達成することです!
(マネージャーはその責任を持つ人)

つまり店舗マネジメントとは店舗の資源を管理し目標を達成することです!

ドラッカーの書籍は私も上司にに言われて何冊か読みましたが「もしドラ」をはじめ読みやすい本もありますのでおすすめです!

良い店舗とは

私が思う良い店舗とは予算達成できている店舗とは限りません。

良い店舗とは「組織の考えを理解してリソースを効率的に使い切ることができる」店舗だと思います。

つまりマネジメントができている店舗です。

マネジメントができている店舗とは

私は40以上の店舗をマネジメントしていましたが成果がでている店舗とそうでない店舗が存在しました。

成果がでない原因は様々ですが共通していることがPDCAをやりきれていないということです。
そうですPDCAサイクルを継続するということは難しいことなのです。

一番簡単な解決策としては優秀な人材を配置することです。
彼らはPDCAサイクルを継続し続けることができるリーダーシップと行動力を持っています。

しかしその優秀な人材がいなくなったらどうでしょう?
店舗によってはアルバイトスタッフしかいない状況もあります。

ではどうればPDCAサイクルを継続できる店舗になれるのか。
その手段のひとつがフォーマットだと考えています。

PDCAサイクル

マネジメントと聞いてまずこの言葉が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?

「PDCAは古い!」ということも言われているようですがそのようなことはないと思います。

例えばOODAといった考え方にしてもPDCAを理解していたほうがその有効性を理解できます。

どちらが良いではなく、その状況に合わせて使い分けることが最適解ではないでしょうか。

ここでは今も様々な分野で用いられているPDCAについて簡単に解説したいと思います。

PDCAとは

品質管理や業務管理における改善方法で「Plan・計画」⇒「Do・実行」⇒「Check・確認」⇒「Act・改善」を1サイクルとし、継続的に回し続け精度を高めていく方法

一般的にAct・Actionを「改善」としていますが和訳すると行動ですよね
個人的にはAdjust(調整する、合わせる、直す)のほうがしっくりくると思いますがここでは前記に倣います

PDCAの意味とポイント

Plan/計画 ~目標達成までの計画をたてる~
・具体的、現実的な内容にする
・可能な限り数値化する
・迷った際には5W1Hなどから考える

Do/実行 ~計画した内容を実行する~
・ハウスルールに則り設定した行動をやりきる
・Check、Actの為にも行動記録のようなものをつける

Check/確認 ~進捗の確認とGAP要因を明確にする~
・悪かった点だけではなく、良かった点も見つけ評価する
・KPI、KGIといった指標を運用し数値で判断する(どこかで詳しく解説します)

Act/改善 ~目標を達成する為に計画修正を判断する~
・良い成果はさらに伸ばすことができるか考える
・悪い成果は改善できるか判断する

PDCAはマネジメントをするに有効な考え方なので覚えておいてください。

今回は簡単に解説しましたがどこかでもう少し詳しく書きたいと思います

フォーマットの重要性

フォーマットってなに?マニュアルじゃないの?

そう思われる方もいるかもしれませんがそうではありません。

  • マニュアル :業務手順などが書かれた文章であり情報
  • フォーマット:提携の書式でありツール(道具)

フォーマットとは情報を用いて運用するものです。

前に記したように優秀な人材を育成するためにはお金と時間がかかります。

しかしフォーマットは紙と印刷代くらいです。

結果として店舗にPDCAサイクルを継続できる仕組みが備わればいいのです。

つまりフォーマットを運用しPDCAサイクルを仕組み化することで人材に依存しないマネジメントを実現しようということです。

目的と手段

フォーマットを運用するにあたって気を付けなければいけないことがあります。

それは目的が手段になってしまうということです。

フォーマットを運用することが目的ではなく、組織の成果を上げることが目的であり、その手段としてフォーマットがあるということを間違えないようにしてください。

手段と目的で調べると偉人の名言が沢山あります。

私が気になったものをピックアップしてみます。

知識は手段であって目的ではない
レフ・トルストイ(ロシアの小説家、思想家)

経済学は手段であって目的は核心を変えることだ
マーガレット・サッチャー(イギリスの政治家)

人生の大きな目的は知識ではなく行動にある
トマス・ヘンリー・ハクスリー(イギリスの生物学者)

いかがでしょうか?

目的が手段になるということは様々なシチュエーションで起こります。

大切なことなので気を付けてください!

私も気を付けます!

今回のまとめ

  • マネジメントとは経営資源を効率的に運用し目標を達成すること
  • PDCAはマネジメントをする為に有効な考え方
  • 良い店舗とはマネジメントされている店舗
  • フォーマットはPDCAサイクルを仕組みにする手段
  • 目的が手段にならないように気を付ける

今回は初回の投稿ということで少し抽象的な内容になりましたね。

次回はもう少し具体的な内容を目指したいと思いますので宜しくお願い致します!

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